★登山★早池峰山【岩手県】

やす

2010年06月01日 06:55

前回の東根山後「次は早池峰あたりか?」と話していたところで、登山仲間からのお誘いが。
都合により当初予定を1週間延ばしてもらい、先週末の29日土曜日に登ってきた。

朝からどんよりした天気。
雨が降らないことを願い、登山口へと車を走らせる。

向かうは「小田越登山口」。

残念ながら途中から霧雨状態。
登山口でもそれは変わらず...最初からレインウェアで行くことに。

天候状態は良くは無いが、今回も足慣らしのつもり。
しっかり足に負荷を掛けて行こうと。


さぁ、出発だ!
2010年5月29日

8:40頃
小田越登山口に到着。
あるはずの山の姿が、そこには見えない。
既に「残念登山」が確定的である。

登山口にはマイカー規制による通行止めの案内板がでていた。
今年は6月13日~8月1日までの期間の土日祝日が通行止めになるらしい。


9:00頃
登山口から短い樹林帯を行く。
そこを抜けると待ち構えていたのは「雪」。
まさかこんなに残っているとは。
想像以上の雪に驚き、そして軽く道に迷う。
左方向に赤やピンクのリボン等が付けられているので、それを探しながら行くのが正解。
道が狭いので、本当にここでいいのかと心配にもなる。


狭い道を少し歩くと、いよいよ岩場だ。
ここからが本当の早池峰登山開始という感じだ。


9:30頃
まわりはガスで覆われている。
風もほとんどない状態なので、そこで停滞しているような感じ。
途中で抜けられればいいのだが...


花はほとんど無いに等しい。
が、登山道の脇などを見て歩くと、咲く前の早池峰固有種のアノ花を見つけることができる。
「ハヤチネウスユキソウ」である。
今はまだ小さいが、キレイに咲くであろう来月下旬には、多くの登山者を癒してくれることだろう。


10:00頃
登山開始から約1時間20分。
「五合目御金蔵」まできた。
視界は...相変わらずである。


霧雨ではあるが、やはり雨。
岩肌は濡れている。
滑ることもあるので、注意しながら先へ進む。


10:15頃
梯子地点に到着。
天候から、当然、梯子も濡れている。
細心の注意を払いながら登っていく。
いつも思うが、この梯子と岩の間が狭い。
その狭さが、また怖いのだ。


10:20頃
八合目に到着。
登山口から2.2km地点。
山頂まではあと0.5km。


10:25頃
剣ヶ峰分岐。
ここまでくれば、あとはなだらかな道を進む。
山頂まではあと0.4kmだ。


木道を歩く。
その先には山頂が待っている!


...待っていたのは残雪。


こんなに沢山の「残雪」。


まだまだある~~~~~。


まぁ、迷いそうなところには、きちんとガイドロープが張られているので迷うことはなさそうだ。


10:35頃
ついに到着。
「早池峰山頂非難小屋」。
道中、誰にも会うことが無かったので誰もいないだろうと思ったら、中でおじさんが1人座っていた。
マジ、驚いた。気配もなかったし...


山頂もやはりガス。
景色は見えず...
とりあえず、山頂の写真を。
海抜1917mの表示。


そして、お約束の三角点タッチ。
等級表示が読めなかったが、手を広げておよその大きさを測る。
一辺が18cmくらいはあるようなので、ここは一等三角点だと思う。


景色は楽しめないので、残る楽しみといえば「食」。
早速、昼飯だ。
今回のメニューは、牛筋丼と豚汁。
今年の日帰り登山はレトルトメニューを多用かな。
早く泊まりで料理を楽しんでみたいものである。
ちなみにザックにつけている温度計によると、非難小屋の温度はおよそ4℃。
外の方が暖かかった。


11:40頃
寒いし景色も見えないので、そろそろ下山開始だ。
雨も若干強くなった感じ。
登山時はレインウェアはジャケットのみであったが、今度はパンツも履くことに。

さて、行こうか。


11:50頃
残雪地帯を滑る感覚で足早に進む。
剣ヶ峰分岐も過ぎて、早いペースで梯子地点へ。
濡れているので降りるほうが怖い感じ。


梯子を背にして下を見ながら降りたほうが怖くないと自分は思うのだが、他メンバーは皆、登りと同じ向きで降りてくる。
梯子を背にしたほうが、踵でしっかり梯子を踏めるので安定感があるような気がする。


12:10頃
下界も見えず、黙々と足を運ぶ。
五合目まで降りてきた。


12:50頃
一合目まで降りてきた。
小田越登山口まであと0.8km。


朝迷った残雪地帯へ。
ここもいい感じで滑るように降りていく。
急なところもあるので注意だ。


13:00頃
木道を進み、雨水や雪解け水が流れる登山道を進み...


13:10頃
登山口に到着だ。


そして最後の締めは...
冷えた体を温め、そして疲れを癒す「温泉」だ。
登山口より車で40分ほど。
結構遠い...
道の駅に併設されている「東和温泉」。
大人600円である。
時間帯が悪かったのか、結構混んでいる感じだった。



花の時期にはまだ早い。
天気は悪く、景色は見えない。
と、今回は登山と考えると残念な結果となるが、足慣らしとしてはなかなかいい登山であった。
弱い部分の強化がきちんと出来たという感触はある。
手ごたえ有りだ。

さて、次はどこの山へ行こうか。


今回のコースタイム
登り: 1時間55分
下り: 1時間30分






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