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年が明けてしまったが、昨年の山ネタ...
2010年9月。秋の連休。
前からこの連休を待ち望んでいた。
どこへ行こうかと行き先、コースを吟味し、考えているその時間を楽しんでいた。
友人らとのやりとりで、第一候補は立山。
黒部アルペンルートを使って室堂へ行き、雷鳥平をベースに周辺を散策する。
時間をゆっくり使え、のんびりゆったりのプラン。
が、天気を見ると北アルプス北部の天気が思わしくない。
ということで、出発2日ほど前に急遽プラン変更。
燕岳~大天井岳~常念岳の表銀座縦走コース。
中房(なかぶさ)温泉から登り、一ノ沢へ下る。
一ノ沢から中房温泉までは、タクシーだと9000円という情報。
もう少し安く、楽な交通手段はないかと調べたところ、車の回送サービスというのを発見。
見つけた業者だと6500円で中房温泉から一ノ沢へ車を回送してくれるらしい。
【利用(予約)した時点(2010年9月16日)での料金。】
回送してもらえば、下山後すぐに「マイカーで温泉へ移動、帰路へ」ということが可能だ。
安いし、とても便利そうである。
このサービスを知っていれば、今後のコース選択の幅も広がりそうだ。
とりあえず、この回送サービスを利用してみよう。
家を出発する6時間ほど前に電話で予約。
登山・下山それぞれの到着予定日時、場所、車種・ナンバー、受け渡し方法などを確認し、回送の予約完了。
荷物を確認しながらザックに詰め込み...
さぁ、出発だ!
2010年9月17日(金)
★23:20頃
今回はいつものメンバーに加え、1人増員。
いつもよりさらに早く家を出る。
2010年9月18日(土)
★0:00頃
東北自動車道へIN。
途中SA、PAで給油やトイレ休憩等を行いながら、ひたすら目的地を目指す。
★7:30頃
豊科IC着。
給油をし、コンビニで軽く買出し。
★8:30頃
中房温泉第一駐車場へ到着。
到着直後には満車で止めることが出来なかったが、すぐに下山者が駐車場へ来て駐車スペースを譲ってくれた。
★9:00
準備も整い、登山開始だ!
駐車場を出発。
写真は駐車場入り口から撮影。
★9:10
駐車場から歩くこと10分。
中房温泉入り口付近に到着。
意外に遠かった。
そこから少し歩くといよいよ登山口だ。
駐車場にもトイレはあったが、仮設のものだ。
この登山口にはキレイなトイレ、そして売店がある。
そして、ここからが本当のスタートだ。
前の写真から察しがつくように樹林帯から始まる。
傾斜は緩やかだったり急だったり。
大きな木の根がでているところも。
そんなところをしばらく歩く。
木々の間からの日差しが心地よい。
★9:40
第一ベンチに到着。
ベンチがあるので、多くの登山者が休憩している。
ここには水場がある。その関係もあるのだろう。
自分たちも、ここで少し休憩だ。
ここから水場までは少し降らなければならない。
降った先には清流が。
ここの水場は、よくあるようなパイプから出ているわけではない。
水は沢山持ってきていたので、ここでは汲まない。
★10:15
第二ベンチに到着。
本日のテント泊予定地の燕山荘(えんざんそう)までは3.8km。
まだ、行程の3分の1も進んでいないようだ...
先を急ぐ。
★10:45
第三ベンチに到着。
ときどき攻めてくる急傾斜が、ジャブのように効いてくる。
あと半分!
前方に傾斜がキツイ坂が見えると気分が落ちる...
★11:20
富士見ベンチに到着。
30分ほど歩くと...
出たっ!
「合戦小屋まで3分」表示
3分は距離にするとどれくらい?
★11:55
合戦小屋に到着!
本日のゴールではないが、大きな節目。
ここでは、メニューは見ていないが食事も提供している。
で、ここで有名なのがスイカ。合戦小屋名物だ。
多分、合戦小屋を紹介した記事では必ずといっていいほどスイカのことが書かれるはず。
水で冷やされたスイカを、その場で切ってくれる。
1玉を8つに切った1カットが800円だ。
食べようかとも思ったが、財布と相談の結果...
行動食でガマン...
★12:25
燕山荘まであと1.3kmというところまで来た。
あ、こんなところに三角点が!
迷わずターッチ!
登り始めは晴れていたが、このあたりまで来るとまわりはガス。
残念。
★12:45
鎖場出現!
この頃にはかなり膝上の筋肉に痛みが...
気持ちだけで登っている感じ。
「がんばろーぜっ!」と、自分に言い聞かせる。
岩場や階段...
膝には厳しいところを進む。
そして、岩に2600mの表示。
★13:00
階段を上りきったところにテント場が!
燕山荘のテント場だ。
すでにテント場は満杯な雰囲気。
僅かなスペースを見つけて、メンバー4人、無事テント設営。
写真は燕山荘を背にテント場を望む。
奥の方の少し降ったあたりにトイレがある。
そのトイレの近辺にもテント場がある。
燕山荘だ!
ここでバッジをゲット。
テント場の受付は、入ってすぐ右のところ。
★14:15
各々が軽く休憩後、燕山荘前のテーブルで少し遅い昼食。
コンビニで買ってきたおにぎりとねぎ塩スープ。
★14:55
まわりは生憎のガス。
燕岳からの景色には期待できないが、翌日のことを考えると今日中に登っておいた方がいいだろうということで、燕岳へ向け出発。
荷物はもちろんテントへ置いて。
燕岳までは1kmだ。
ガスの為、司会が悪い。
道は砂地といった感じ。
道中は大きな岩がオブジェのように並んでいる。
事前に調べていなかったために、現地で知った岩。
メガネ岩というらしい。
階段なども設置されており、そこを登って行くと...
★15:15
燕岳山頂に到着! (標高2763m)
そばにある三角点にも...
タッチだ。
景色は見えないので、写真を撮って移動開始。
本来はどんな景色を見せてくれたのだろうか。
足元に気を付けつつも辺りを眺めながら進む。
行きでは気がつかなかったが、これまた有名らしい岩。
イルカ岩。
言われてから「あー、なるほどなー。」って感じだ。
事前に知っていれば、実物を見たという感動もあるのかもしれない。
出発前の情報収集をもっとしっかりしようと思った。
★15:45
燕山荘に戻ってきた。
ガスもあり陽が差さない為、寒くなってきた。
翌日の出発予定時刻を決め、それぞれのテントへ。
散策するのもいいのだろうが、いつものごとく初日は疲労でダウンだ。
テント内でしばし横になる。
仕事終わって準備、徹夜で運転、すぐに登山。
こんな無茶、いつまで出来るのだろうか...
★17:50
あまり暗くなる前に夕飯だ。
昼食からそれほど時間もたっていないし、あまり食欲はなかったが、荷物を軽くする為の食事。
今晩は簡単に丼物。
何丼だったか...中華丼か、すき焼き丼か...忘れた...
スープは省いた。
歯磨きしたり、トイレに行ったり、時々はテントから出たが、それ以外はずっとテント内でグダグダしていた。
テントの微妙な傾斜で、なかなか心地よい姿勢になれず、なかなか眠れない。
最後に時計をみたのは22時過ぎだったと思う。
なんとか眠りについた。
つづく
★登山★表銀座-常念山脈 燕岳~常念岳(第二章)【長野県】
ちなみに、このとき利用した業者は「office 花」という業者。
他にも沢山の業者があるので、比較し、良い業者を選んで欲しい。
【参考リンク】
ヤマレコ
山のリンク集 >> 交通機関 >> マイカー回送
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