★登山★剱岳・立山(2012/09)第二章【富山県】

やす

2012年11月08日 06:55



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今日の行程は立山を縦走し、別山を経由。
そして剣沢キャンプ場まで行く。

山と高原の地図でのコースタイムによると、ここ、雄山はまだ半分までも来ていない。


目指す場所は、

まだ、遠い。


徹夜移動での疲労に加え、室堂から雄山までの急登での疲労、そして荷物の重さが負担となる。


足が重い。

身体が重い。


しかし、ここは今日のほぼ最高地点だ。
キツイ登りは、この先ないだろう。

今シーズンは、辛い状況を幾度も乗り越えてきた。

元気を出して...



さぁ、行こう!
2012年9月15日(土)

★10:55頃
立山最高峰の大汝山へ向かう。
登山道は、石碑の脇にある。


雄山も、既に立山の最高地点に近い標高であるため、ここから先の道は下りが多くなる。


室堂を見下ろす。
ミクリガ池や地獄谷、奥には奥大日岳が見える。


振り返り、頂上御本殿を見上げる。


先へ目を向けると、大汝山へと登山者の列が続く。


大汝山の山頂へは、この登り。


★11:15頃
大汝山に到着。(標高3015m)
写真の左側の岩が最高地点?


上の写真の左側の岩には標柱が立てられている。
そこで記念撮影をしている人が多かった。


東側に目を向けると、黒部湖が見える。


良くみると、黒部ダムのえん堤が見える。
黒部ダム観光に出かけた2人は、今頃あそこにいるのだろうか?


大汝山での記念撮影は、順番待ちが出来ており、時間がかかりそうであった。
あきらめて、早々と山頂を後にする。

★11:25頃
大汝休憩所に到着。
寄らずに素通り。


大汝山から少し下り...


そして登り返す。
西側から、ガスが入りこんできた。


★11:30頃
富士ノ折立に到着。


山頂への登りはややキツイ傾斜。
標高は2999mと、剱岳と同じらしい。


ガスが多くなり、天候が怪しい。
疲れと、急ぎたい思いもあり、富士ノ折立のピークは踏まずに先へ進む。


富士ノ折立からはやや急な下り。
一気に標高を下げる感じだ。


足元はガレている。
人も多いので、石を落とさないよう気をつけながら進む。


下りきったら、今度は真砂岳まで緩い登り。


★12:05頃
真砂岳の手前付近。
広く、ここで多くの人が休んでいる。
時間的に昼食。
ここで軽く休憩しながら行動食をとる。


15分程の休憩後、行動開始。


すぐに分岐。
右側の道、真砂岳山頂方面へ向かう。
(左へ行くと、雷鳥沢方面だったと思う)


★12:30頃
真砂岳に到着。
多分、2860mの方のピーク。
周りがガスで、現地では良くわからなかった。
写真中央やや下の石柱の下の木の板に、消えかけているが「真砂岳」と書いてある。


ピークをそのまま素通り。
少し歩くとまた分岐。
写真の右に見えるケルンが、多分2861mのところだろう。
左の巻き道を行く。


少し歩くと、内蔵助山荘方面との分岐。
別山方面へはここからやや傾斜のある下りだ。


少し下ったあと、次第に登りに。
そしてややなだらかな道を行く。



★12:55頃
真砂乗越を越えて行く。


★13:15頃
濃いガス。
嫌な予感が的中し、雨が降り出す。
レインウェアを着込み、別山へ。


★13:25頃
別山山頂に到着。(標高2874m)
雄山に続き、山頂神社で安全祈願。


付近のベンチで少し休憩。
ここから10分ほどの北峰の方が少し標高が高いのだが、この天候状況、そちらへは行かない。

★13:30頃
歩いていないと寒くなる。
先へ進む。
標柱の「剱御前」方面へ歩き出す。


視界が悪い中、稜線に沿うように歩いて行く。


★13:40頃
分岐。
「残雪期キケン」と書いてある。
「キケン」というのは、真砂岳から剱御前小舎までの、別山を経由しないトラバースルートのことのようだ。


分岐付近から、剱沢キャンプ場方面への道へ。


視界が悪く、本当に道があっているのか不安になるほど。


結構傾斜のある下り。
足を滑らせないよう、注意しながら歩く。



傾斜が少し緩くなり始めた頃、テント場が見えてきた。


★14:00頃
分岐に到着。


振り返り、下ってきた道、別山方面を見上げる。


剱沢キャンプ場までの道はザレた感じ。
傾斜もあるので、気を抜くと足が滑る。


近くにくると、沢山のテントが張られているのが見えた。
良い場所が残っているか...


★14:15頃
剱沢キャンプ場に到着。


雨が少し強い。
付近を歩き、平らそうで、2人のテントを近くに張れそうな場所を探す。
そして、雨の振る中、急いでテントを設営。
ペグもなんとか刺せるが、付近の大き目の石も使い固定した。

★14:45頃
設営完了。
少し落ち着いた頃に、雨が小降りに。
剱岳も見えた!


テント場利用の受付はココ。
剱沢野営管理所だ。
1人500円。



テント場の中にも水場があったが、水不足の為、利用不可となっていた。
水を汲めるのは、野営管理所前のところだけであった。

トイレは管理所から少し離れた2つの建物。
テント場から剱岳方面を見て、右手の方にある。
(写真は撮っていなかった...)

2つのうち、上にある方のトイレのほうがどちらかというとキレイ。
個室は和式。トイレットペーパー有り。
虫が這っていたので、ちょっと居心地が悪かった...



テント設営後は、雨ということもありテント内でしばらく休憩。

夕飯は17時頃と話していたが、雨のため、各自自由にテントの中で。

翌朝の時刻を確認。
雨なら無理をせず、下見にということでいけるところまで行くということで意見も一致。

そして、明日のために荷物を整理。
濡れた荷物等のせいで、テントの中に水溜りが...

それらの処理もしながら、夜を迎える。


地面がやや傾斜していたため、なかなか良い体勢になれない。

なかなか眠れずにいたが、体勢の辛さよりも疲労が勝り、いつの間にか寝ていた。



つづく



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