★登山★剱岳・立山(2012/09)第三章【富山県】

やす

2012年11月09日 06:55



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雨はいつ止んだのだろう。


夜、遅い時間までは降っていたような気がする。
目が覚めると、もう、雨は降っていないようであった。

時計をみると、3時過ぎ。

出発予定時刻の5時まで、2時間を切った。


まだ寝ていたい。


シュラフの中でうずくまっている時、突然、大きな声が聞こえる。
明らかに日本語ではない。 中国語?

剱岳に向かって叫んでいるのか、何度か大きな声が辺りに響き渡る。

まだ寝ている人もいるだろうに...


やや苛立ちながら起き上がる。



さぁ、行動開始だ!
2012年9月16日(日)

★3:20頃
大声で起こされた感じで、やや不機嫌。
スッキリしないが、朝食準備。
この日の朝は、今シーズンの定番となっている春雨スープだ。

食後はすぐに後片付け、そして着替える。

外に出てみると、まだ暗い。
剱岳方面をみると、前剱付近にヘッドライトの明かりが見えていた。


トイレに行くと、数名が並んでいた。
時間を気にしながら急いでテントへ...

テント場でまさかの迷子。

暗く、ヘッドライトだけでは場所が分かり辛い。
テント場を歩き回り自分のテントを探す。

時間のロスだ。

無事、テントを探し当て、荷物の確認。
出発準備だ。

サブバッグに荷物をまとめる。
飲み物1.5l、行動食、ゼリー飲料、パン、救急セット
ソフトシェルがあれば大丈夫かと思ったが、一応、レインウェアも。

★5:00頃
そろそろ出発時間。
PALOMONも既に準備が整っている。

まずは野営管理所へ。
辺りは少しずつ明るくなり始める。


ここで2人とも地図を忘れたことに気付く。
PALOMONが戻って持ってきてくれた。

もう忘れ物もないだろう。

剱岳に向けて出発だ。

★5:15頃
野営管理所の奥から、剱沢小屋へ向かう。
写真中央やや左上には剣山荘の明かりが見える。


数分で小屋の裏側へ。
そのまま小屋の西側を通り、剣山荘へと向かう。
小屋からは少し下り、そしてすぐに登りになる。


付近はガレた岩場で歩きにくい。


剱岳までの道のりは遠い。
見えているのは前剱だ...


★5:40頃
ご来光の時間。
太陽の左に見えるのは、鹿島槍ヶ岳?


前剱もやや赤みを帯びる。


太陽に照らされ、梅雨で濡れたチングルマが輝く。


★5:45頃
剣山荘に到着。


寄らずに素通り。
山荘の左側が剱岳への道。
山荘の裏からは、本格的な登りが始まる。


朝日を浴びた斜面。
景色は良いのだが、登りが辛い。


ウォーミングアップのつもりで慎重に岩場を登る。


★6:05頃
2番目クサリ場。


そこを登り終えると、そこは一服剱。
多くの人が休憩していた。


そして目の前に前剱の姿。
最初は「あれが剱岳か」と思うほど、険しさを感じた。
前剱を登るのも大変そうだ。


休憩もせずに、先へ。
一服剱からの下り。


そしてすぐに登りだ。


前剱が近づくにつれ、険しさが増す。




★6:40頃
4番目のクサリ場を通過。


そこを超えると、ついに剱岳が姿を現す。
登れる道があるのかと思うほどに険しい山容だ。


前剱へ向けて、岩場を歩く。


★6:50頃
前剱付近。
前剱山頂の標識を見ぬままに、先へ。
この辺りからは、だいぶ人が多くなってきた。


前剱から5番目クサリ場「前剱」への下り。
ここから一気に危険度が増す。


クサリ場手前の細い鉄の橋から下を見る。
落ちたら...考えない。


そして、クサリ場。
見た目よりはしっかりとした足場が有り、慎重に行けば難しいところではない。


すぐに6番目のクサリ場「前剱」。
急勾配だ。


★7:05頃
連続したクサリ場をクリアしたあとは、やや傾斜はあるが、のんびりした山歩き。


途中、行動食を食べて小休憩。

そしてその先に待ち受けていたのは...

★7:25頃
渋滞。


★8:00頃
渋滞の原因は、7番目のクサリ場「平蔵の頭」。
杭も打ってあるので、そこに足をかけて登る。


そこを越えると...


この斜面。
写っている人たちは、剱岳を終えてきたのだろう。
こちらは剱岳からの「下りルート」で、この斜面を登ってきている人たちだ。


平蔵の頭を下る剱岳への「登りルート」はこちら。
下った先にも、渋滞が続いている。


「平蔵の頭」。
剱岳からの「下りルート」を見上げる。
帰りには、ここを登るのだ。


先へ目を向ける。
渋滞が続く。
その渋滞の先に登り最大の難所「カニの縦ばい」が見えていた。


★8:15頃
8番目のクサリ場「平蔵のコル」。
写っているクサリは剱岳からの「下りルート」用。


剱岳への「登りルート」は少し先のところを登る。


振り返る。
右が「平蔵のコル」付近。
中央が「平蔵の頭」。


渋滞の最中、景色を堪能する。
遠くには富士山も確認できた。


あと少しで「カニのたてばい」だ。


もう一度振り返る。
まだまだ渋滞が続いている。


★9:05頃
「カニのたてばい」。
カニのたてばい直下にくると、本当に見上げる感じだ。



いよいよ「カニのたてばい」へ取り付く。

無事登ることが出来るのか。



つづく


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