2012年9月16日(日)
★9:05頃
カニのたてばいの取り付きまできた。
直下から見上げる。
垂直ではないのだろうが、それに近い印象を受ける。
プレートの左側を少し奥にいったところから取り付く。
渋滞のせいもあるのかもしれないが、皆、ゆっくりと慎重に足を運んでいる。
登り始める。
自宅で本などを読んでいるうちは知らなかったが、ここにきて初めて、クサリと杭があることを知る。
これなら慌てずに慎重にいけば誰でも、登れそうな気がした。
多くの人が登っている姿を、渋滞で待っている間にみていたからだろうか。
杭もあるので、それらがしっかりとした手がかり、足がかりとなる。
拍子抜けしてしまうほど、あっさり過ぎてしまった感じだ。
カニのたてばいを過ぎたあとも、急な岩場を登る。
石を落とさないよう、慎重に足を進める。
★9:20頃
急なところを登りきった付近から、歩いてきた道を眺める。
平蔵の頭、前剱、剱御前、左側中央付近には剱沢キャンプ場、その上方には立山も見える。
ここから先は、これまでに比べると安心して歩けそうな道。
安心して気が緩み、躓いて転んでしまいそうだ。
岩場が続く。
まだ続く。
途中から、早月尾根が見えた。
その奥には富山湾も。
いつか早月尾根も歩いてみたい。
あと少しで山頂だ!
と思ったら、もう少しだけ先だった。
★9:35頃
剱岳登頂だ!(標高2999m)
感動も薄れてしまうほどの人、人、人...
山頂には数種類の木のプレートがあるので、持ち替えながら記念撮影。
そして、山頂の少し奥の方に三角点を発見。
そして景色を楽しむ。
白馬方面(かな?)
早月尾根、富山湾方面
剱沢、立山方面。
立山の奥には槍ヶ岳も見えた。
(写真中央やや上)
写真を撮り、景色を楽しんだ後は、山頂から少しだけ移動して休憩し、パンを食べる。
暫し、のんびりした時間を過ごす。
★10:00頃
下山開始だ。
登ってきた方面へ歩き出す。
時間を同じくして下山する人も少しはいたのだが...
10分ほど下ったあたりで人の列。
どうやら渋滞のようだ。
なかなか進まない。
登りも予定よりだいぶ時間がかかっている。
下りも予定時間をオーバーしそうだ。
待っている間、カニのたてばい付近の岩場に目を向ける。
そこには、ロープを使いながら一般ルートではないところを登っているグループがいた。
今度の渋滞も、なかなか進まない。
先が見えないだけに
気になるが、多分「カニのよこばい」から続く渋滞であろうと容易に予想が付く。
カニのよこばいはどんなところだろう。
「たてばい」よりも「よこばい」の方が怖いという人が多いという話を聞く。
大丈夫だろうか?
などという不安よりも、この待ち時間をどうにかできないものかと考えてしまう。
それに、予定では今日中に雷鳥沢まで行くことになっている。
そこで、別行動していたメンバーと合流する予定なのだ。
あの山を越えていかなければならないのだ。
せっかくの遠征なので、メンバー揃って夕飯でも食べたいなと。
時間が気になる。
でも進まない...
つづく
あなたにおススメの記事