★登山★剱岳・立山(2012/09)第四章【富山県】

やす

2012年11月10日 06:55



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いよいよ剱岳、別山尾根ルートの登り最難関箇所「カニのたてばい」だ。
「剱岳」を書籍などでみると、「カニのよこばい」と共に必ずと言っていいほど出てくる。

事前に少し本で見たりしていたが、実際に行ってみなければわからない。

「行ってみればなんとかなるだろう」
「無理そうなら引き返せばいい」

と気楽に考えていた。

その場所へ、ついに来たのだ。


不安のピークは、昨日、ヘルメットを持った人を沢山見たときだ。
ヘルメットを持った人を沢山みたら、そんなに危険な場所なのかと、不安になるだろう。


正直、今はもう不安はない。

あるのはワクワクした感じ、楽しみしかない。



さぁ、行こう!
2012年9月16日(日)

★9:05頃
カニのたてばいの取り付きまできた。


直下から見上げる。
垂直ではないのだろうが、それに近い印象を受ける。


プレートの左側を少し奥にいったところから取り付く。
渋滞のせいもあるのかもしれないが、皆、ゆっくりと慎重に足を運んでいる。


登り始める。
自宅で本などを読んでいるうちは知らなかったが、ここにきて初めて、クサリと杭があることを知る。
これなら慌てずに慎重にいけば誰でも、登れそうな気がした。


多くの人が登っている姿を、渋滞で待っている間にみていたからだろうか。
杭もあるので、それらがしっかりとした手がかり、足がかりとなる。

拍子抜けしてしまうほど、あっさり過ぎてしまった感じだ。



カニのたてばいを過ぎたあとも、急な岩場を登る。


石を落とさないよう、慎重に足を進める。



★9:20頃
急なところを登りきった付近から、歩いてきた道を眺める。
平蔵の頭、前剱、剱御前、左側中央付近には剱沢キャンプ場、その上方には立山も見える。


ここから先は、これまでに比べると安心して歩けそうな道。
安心して気が緩み、躓いて転んでしまいそうだ。


岩場が続く。


まだ続く。


途中から、早月尾根が見えた。
その奥には富山湾も。
いつか早月尾根も歩いてみたい。


あと少しで山頂だ!


と思ったら、もう少しだけ先だった。


★9:35頃
剱岳登頂だ!(標高2999m)
感動も薄れてしまうほどの人、人、人...


山頂には数種類の木のプレートがあるので、持ち替えながら記念撮影。



そして、山頂の少し奥の方に三角点を発見。


そして景色を楽しむ。

白馬方面(かな?)


早月尾根、富山湾方面


剱沢、立山方面。


立山の奥には槍ヶ岳も見えた。
(写真中央やや上)


写真を撮り、景色を楽しんだ後は、山頂から少しだけ移動して休憩し、パンを食べる。
暫し、のんびりした時間を過ごす。


★10:00頃
下山開始だ。
登ってきた方面へ歩き出す。

時間を同じくして下山する人も少しはいたのだが...
10分ほど下ったあたりで人の列。
どうやら渋滞のようだ。


なかなか進まない。

登りも予定よりだいぶ時間がかかっている。
下りも予定時間をオーバーしそうだ。

待っている間、カニのたてばい付近の岩場に目を向ける。


そこには、ロープを使いながら一般ルートではないところを登っているグループがいた。



今度の渋滞も、なかなか進まない。
先が見えないだけに
気になるが、多分「カニのよこばい」から続く渋滞であろうと容易に予想が付く。


カニのよこばいはどんなところだろう。
「たてばい」よりも「よこばい」の方が怖いという人が多いという話を聞く。

大丈夫だろうか?

などという不安よりも、この待ち時間をどうにかできないものかと考えてしまう。
それに、予定では今日中に雷鳥沢まで行くことになっている。
そこで、別行動していたメンバーと合流する予定なのだ。

あの山を越えていかなければならないのだ。



せっかくの遠征なので、メンバー揃って夕飯でも食べたいなと。

時間が気になる。

でも進まない...



つづく


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