説明には、左足用を使っていく。
まずは太いベルトのところ、スピードロックバインディングの核心部ともいえる部分だ。
この部分のベルトを開放する。
(その大事な部分の写真が手ブレ...)
そのベルトの余り部分を止めている細めの金具を右にスライドさせて、ベルトの余り部分を外す。
スライドさせながらベルトを引き抜く感じだ。
(写真は外す前)
次に大きい金具の方。
これがちょっとコツというか初めての時には力が必要かもしれない。
赤丸の付近を親指で押しながら、反対の手で金具をスライドさせる。
スライドさせるために引っ張る力だけよりは、押す力も加えた方が楽である。
なかなかスライドできない場合には、写真の赤丸部分の小さい突起を少し押し込みながらスライドさせるといいだろう。
これでベルトが開放される。
次に靴の位置を合わせる。
ここは出来れば靴を履きながら行った方がいいだろう。
親指の付け根が、バインディングの中央付近にくるように足を置く。
ライトニングアクシスであれば、角度調整の回転軸の上付近だ。(調整ストラップの付け根のところ)
ここまでの作業が、説明書の手順の1と2の部分。
ここからがサイズ調整だ。
左側のベルトには数字が付いている。(左足用の場合)
写真では分かり辛いかもしれない。
足の位置を合わせたら、両側のベルトを仮の調整。
右のベルトを下に、左のベルトを上にして靴にピッタリ合うように重ね合わせる。
そしてそのときの数字を覚える。
覚える数字は、右側のベルトについている目印(写真の黄色の丸)の位置。
数字を覚えたら靴を外す。
写真とは違うが、自分の場合、仮調整では「7」の位置。
次に金具での固定となる。
その前に、覚えておいた数字よりも2つ小さい数字の位置にベルトを合わせなおす。
その位置のまま、大きい金具をスライドさせて、金具の四角い窓の部分に、2メモリ小さい数字が表示されていることを確認する。
自分の場合は仮調子絵では「7」であったので、ここでの調整は「5」となる。
スライドさせた金具の脇にきちんと小さな突起が引っかかっているかをきちんと確認する。
そして最後に、細い金具でベルトの先を留めて完了だ。
仮調整とベルトの固定までの手順。
次は角度調整。
角度調整はこのストラップで行う。
ストラップを真上に引っ張りながら、バインディング部分を回転させ、調整する。
ストラップの根元には調整の目安となるメモリが見えている。
数字は0を中心に、左右に最大3までの数字が刻んである。
調整が終わったら、ストラップの先を収める部分があるので、そこに固定する。
主な調整はこれくらい。
他に、ヒールストラップのピンの位置が合わない場合には、ピンを外して位置をずらすことも必要だろう。
ピンを中心にベルトを左右に引っ張りながら、ピンの裏側をどちらかの人差し指で手前に引き、同じ手の親指で先を押し込む感じにすると外せる。
少し力が必要だ。
(写真は省略)
ピンを付けるときにも同じように付けたい穴を中心にベルトを左右に引っ張りながらピンを差し込むと付けやすい。
押し込むだけなので、付けるときは簡単だ。
(写真は省略)
インステップストラップは写真のように金具を挿して固定しているだけなので、簡単に取り外しが可能だ。
足に強い負荷がかかりそうな場合にはつけた方が良い。
スノーシューの履き方は、バインディングの向きに合わせて、まずはつま先を斜めからきっちり滑り込ませる。
そして、かかとをずらして足を真直ぐに向ける。
その後にヒールストラップを固定する。
ヒールストラップが付いている反対側に固定用の金具がある。
その金具に引っ掛けて、さらにその金具のピンをベルトの穴に挿す。
そして最後にベルトの先の方を、反対側のピンに挿して固定完了。
装着後、横から見るとこんな感じ。
装着方法の説明。
以上が、調整と装着方法である。
言葉足らず、写真足らずであるかもしれないが、伝わったであろうか?
最後に使ってみた感想。
買うときに気になっていたのは重さ。
実際、手に持ったときには重く感じるのだが、履いて歩いてみると、思ったほど重さは感じない。
しっかり固定しているので、足と一体感がある。
ただ、幅があるので、普段よりも少し足を開いて歩いていた。
■踏み固められたトレースの上では...
グリップがしっかりしているので滑る感じはまったくなかった。
スノーシューの幅があるので、トレースが狭いところを歩くのは大変。
登りの勾配がややきついところでは、ヒールリフターを立てると、かなり歩きやすくなる。
ヒールリフターの効果は抜群だ。
ただ、アップダウンが多いところでは、ヒールリフターを立てたままでは大変で歩きにくかった。
下りや平らなところでは、ヒールリフターは逆に歩きづらくなる。
■雪の深いところでは...
思っていたよりも沈む...
歩き方によっても沈み方が違う。
足を真直ぐ下ろせば沈みにくいが、足が前か後ろに傾いている感じで斜めに入ってしまうと、どんどん奥まで沈んでしまう感じであった。
特に下りでは注意が必要で、つま先から入ってしまう感じになると一気に沈み込み、転倒につながる。
気をつけたのだが、何度か転んでしまった。
■深すぎない、フワフワした雪の上では...
楽しい。素直に、歩くことが楽しい。
足にそれほど負荷がかかるわけでもなく、走ることも出来る。
スノーシューを楽しむのなら、あまり傾斜の無いところが良いと感じた。
冬も終盤だが、山間部にいけばまだまだ雪がある。
スノーシューを貸してくれるところもあるようなので、一度、試してみると良いだろう。
MSR ライトニング アクシス 25●サイズ:20×64cm
●重量:1852g
●バインディング:スピードロック・バインディング装備
●角度調整機能付き
●ヒールリフター付
MSR ライトニング アクシス 22●サイズ:20×56cm
●重量:1768g
●バインディング:スピードロック・バインディング装備
●角度調整機能付き
●ヒールリフター付
MSR ライトニング専用テイル●サイズ:25.4×15.5cm
●重量:252g
MSR ライトニング アッセント 22 男性用●サイズ:20×56cm
●重量:1728g
●バインディング:ポジロックATバインディング装備
●ヒールリフター付
MSR ライトニング アッセント 22 女性用●サイズ:18×56cm
●重量:1552g
●バインディング:ポジロックATバインディング装備
●ヒールリフター付
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