今回買ったアイスツール、ベノムには2種類ある。
ベノムアッズと
ベノムハンマーだ。
ハンマーモデルは、岩場などでハーケンを打ち込んだり等の使用シーンを考慮されているようだ。
だが、そこまでの登山を考えているわけではなく、
滑落時の停止用にと考えたので、今回はベノムアッズを選択した。
同社には他にもレイブンなどのモデルもあり、その中には軽量なものもあるのだが、これらはピックの交換ができない。
そんなこともあり、消耗した場合に
ピック部分を交換可能なベノムシリーズにしたわけだ。
また、ベノムには長さが異なる3種類のものが用意されている。
50、57、64cmとあるのだが、今回は
57cmのものを購入した。
選択時に参考にした、製品のサポート情報ページ
購入時は、ヘッドやスパイク部分はボール紙で覆われた状態。
ボール紙に張られたステッカー。
VENOM ADZE
BD4120800000
中国製
57cmのモデル。
本体の他、
取扱説明書と
六角レンチが付属。
全体の雰囲気。
ベノムには
ロックダウンリーシュが標準装備されている。
スパイク部分。
グリップ部分。
シャフトは金属であるが、持ったときに滑りにくいよう
ラバーグリップとなっている。
ピック部分。
この部分のみも販売されているので、消耗した場合には
交換が可能だ。
アッズ(ブレード)部分。
足場カットやビバークサイトの整地などの作業に使用するようだ。
多分、自分が想定している用途では使用されなそう。
ヘッドの根元部分。
レイブンシリーズではここが細く絞り込まれている為に持ちやすそうであるが、ベノムは少し太さが有り、指の間に挟むうような持ち方をする際には持ちにくさを感じる。
逆に、
シャフトからヘッドの根元まではカーブしているので、直線的なレイブンよりもベノムの方が持ちやすそうだ。
長さ。
左の写真のヘッドのこの辺りからスパイクの先までが、
約57cm。
ヘッドの部分の長さ。
ピックの先とアッズの先を直線で結んだ長さは
約25cm。
スパイク部分のみの長さは
約4.5cm。
グリップの太さは
約3cm。
本体にロックダウンリーシュを含めた重さは
555g。
(台にしたボール紙の重さは含まず)
付属のアイスツール取扱説明書。
【警告】
【使い方】
【手入れとメンテナンス】
【点検、引退、寿命】
・年間20~50日の使用での寿命はタイプ2アイスツールで3年。
・交換ピックで1年。
【保管】
【マーキング】
【特許ナンバー】
【限定付き製品保証】
【保証の除外事項】
【図解】
今回は57cmの長さを選んだ。
ピッケルのサイズ選びの目安として、
ヘッド部分を持った時にスパイクの先端がくるぶしの辺りにくる長さが基本といわれている。
なだらかな山で杖としての機能をメインとするのならばこれより少し長め、急斜面の山であれば少し短めを選択すると良いようだ。
3種類の長さを持ち比べた場合、57cmのものがくるぶしより若干上にくる位。
(自分は身長177cm。腕はやや長めと思う...。)
緩斜面で杖としての機能を考えるならば少し短さも感じそうだが、50cm、64cmでは長さ的に用途に偏りがでそうにも感じられたこともあり、最初の1本ということで基本サイズに近い57cmを選択した。
滑落時の停止という緊急時を想定して準備したわけだが、実際にそういう使用状況にならないよう十分配慮しながら、安全な登山を楽しみたいものだ。
【ベノムハンマー】
【レイブン】
【軽量モデルならレイブンウルトラ】
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