2009年08月31日
★登山★富士山(その2)【山梨県・静岡県】
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★登山★富士山(その1)【山梨県・静岡県】
★登山★富士山(その2)【山梨県・静岡県】
2009年8月22~23日。
富士山へ行ってきた。
その1からの続きだ。
吉田・須走ルート山頂到着から3時間。
吹き止まぬ風の中、最前列を確保しひたすら待つ。
まわりの声の雰囲気から、時間の経過とともに人が増えてきていることも感じられる。
寒さと眠気、おなかの調子の関係で、設置されている木のベンチに座り込んだまま、まわりの様子を伺うことさえできない。
空がやや明るくなり始め、まわりがガスで覆われていることがわかる。
風で時々晴れ間も見えるが、すぐに遮られる。
ご来光が見えるか微妙だ。
時計を何度も確認しながらご来光が見えることを祈る。
5時を過ぎた。
そろそろ日が昇る頃か?
★登山★富士山(その1)【山梨県・静岡県】
★登山★富士山(その2)【山梨県・静岡県】
2009年8月22~23日。
富士山へ行ってきた。
その1からの続きだ。
吉田・須走ルート山頂到着から3時間。
吹き止まぬ風の中、最前列を確保しひたすら待つ。
まわりの声の雰囲気から、時間の経過とともに人が増えてきていることも感じられる。
寒さと眠気、おなかの調子の関係で、設置されている木のベンチに座り込んだまま、まわりの様子を伺うことさえできない。
空がやや明るくなり始め、まわりがガスで覆われていることがわかる。
風で時々晴れ間も見えるが、すぐに遮られる。
ご来光が見えるか微妙だ。
時計を何度も確認しながらご来光が見えることを祈る。
5時を過ぎた。
そろそろ日が昇る頃か?
日)05:20
まわりがざわつき始め、残念がる声が出始める。
どうやら、ご来光は拝めなかったようだ。
ご来光は、また次の機会に持ち越しだ。
立ち上がり後ろを振り返ると想像以上の人だかりがが出来ている。
「富士山頂上真宮」前の様子。
田舎の山ではこんなに混むなんてことは考えられない...

登山前は、お鉢めぐりをして帰ろうと決めていたのだが、体調と眠気、そして何よりも大勢の人の流れが最高地点である剣ヶ峰方向へ向かっているのを見て、一気に気持ちが冷める。
「剣ヶ峰はあきらめよう」
人の流れとともに下山道を探す。
本当に嫌になるくらいの人ごみだ。
【追記】
「頂上富士館 店長ブログ」によると、この日は今年初めて下山渋滞が起きたという。
行かなくて正解だったかも。
日)05:50
下山開始直後くらい。
わかりづらいが、下山道にも大勢の人が。
特に遮るものがないので、いくつかの山小屋が見える。
一番下のあたりに見えるのはどこだろう。
七合目か本六合目あたりか?

日)06:25
日がだいぶ昇ったようだ。
遠くには雲海。
手前の切れ目からは山中湖がみえる。
人が多くて、この景色をのんびり堪能することはできない...


日)06:50
下山道の混み具合的には、混んではいるが脇を抜けて追い越していけるという感じ。
しかし、やや深めの砂という感じの足場で、気をつけないとすべることもある。
また風がある為、砂埃りが舞い、小石が飛んでくる。顔に当たると痛い。
この時間、登りの渋滞もかなりあるようだ。


本八合目での人ごみの中、下山ルートを間違えないように大きな声で
「河口湖、吉田方面はこちらでーす!」
と叫んでいるおじさんがいる。
須走ルートとの分岐と勘違いして、須走方面への下山道を探し歩き迷う...
ガイドっぽい人がいたので、道を尋ねた...
自分の位置をしっかり把握するべきだった。
日)07:30
無事、下江戸屋分岐を過ぎて砂走りへ入る。
ショップでもらった「富士山はじめてハンドブック」によると
「小走りで下れる快適なコース」
と書いてあるが思ったよりも勾配があり、ゆっくり目に行っても足を滑らせることがある。
若い人たちは勢いに任せて駆け下りて行く。
風があるために、歩いた後には砂埃が舞う。
先は見えるがなかなか近づかない...
砂走りの標高差はおよそ800mくらいだろうか、
結構膝に負担がかかる。

砂払五合目で休憩と思ったが、結構人がいて休むスペースがない。
そのまま過ぎ去る。
少し歩くと、樹林帯だ。
樹林帯はわずかしかない。
日)08:25
登山口近くの神社を過ぎて、登山の終わりを感じる。
木々の隙間からもれる朝日がまぶしい。
ゴミを回収する人、売店の人たちから
「お疲れ様でしたー」
の声。
登山終了だ。

今回初めて富士山へ登った。
体調不良と時間調整の為にゆっくりめで登りに7時間。
下りは休憩少なめ、あまり急がずで3時間弱。
登山道は結構整備されているし、いたるところに「登山道」の札が立っているので、初めてでも迷うことはないだろう。
今回登った須走ルートは、登りの勾配もさほどキツイ箇所はなく、また危険箇所もまずない。
歩く距離を除けば登山初心者、初挑戦でも十分登頂可能だろう。
高所で酸素が薄くなるが、ゆっくり登ることで順応できると思う。
心配であれば、やはり携帯酸素があれば気持ち的にも安心だ。
しかし、気温はあなどってはいけない。
風があると体感温度がかなり下がる。
歩いていればそれほど気にならなくても、立ち止まると一気に体が冷えてしまう。
渋滞を考えれば、きちんとした寒さ対策は必要だ。
また、下山道の砂走りを考えると帽子(フード)、ゴーグル、マスクは必須だ。
サングラスでは脇などから砂埃が入ってくる。
マスク、もしくはタオルなどで口・鼻を覆わないと中が砂だらけだ。
口の中はジャリジャリ、山頂での寒さの為に下山中に垂れてくる鼻水は真っ黒。
サングラスだったために目にも砂。目じりから黒い涙が垂れる。
足にはスパッツで靴に砂が入るのを防ぐことも必要だ。
砂は結構深い。
今年の富士登山シーズンはそろそろ終了である。
今日31日には閉山で高い位置の山小屋から順次営業終了。
9月上旬にはすべての山小屋が営業を終える。
富士山への登山を検討する場合、様々な情報をしっかり整理し、無理のない装備で無理をせずに望んで欲しい。
まわりがざわつき始め、残念がる声が出始める。
どうやら、ご来光は拝めなかったようだ。
ご来光は、また次の機会に持ち越しだ。
立ち上がり後ろを振り返ると想像以上の人だかりがが出来ている。
「富士山頂上真宮」前の様子。
田舎の山ではこんなに混むなんてことは考えられない...
登山前は、お鉢めぐりをして帰ろうと決めていたのだが、体調と眠気、そして何よりも大勢の人の流れが最高地点である剣ヶ峰方向へ向かっているのを見て、一気に気持ちが冷める。
「剣ヶ峰はあきらめよう」
人の流れとともに下山道を探す。
本当に嫌になるくらいの人ごみだ。
【追記】
「頂上富士館 店長ブログ」によると、この日は今年初めて下山渋滞が起きたという。
行かなくて正解だったかも。
日)05:50
下山開始直後くらい。
わかりづらいが、下山道にも大勢の人が。
特に遮るものがないので、いくつかの山小屋が見える。
一番下のあたりに見えるのはどこだろう。
七合目か本六合目あたりか?
日)06:25
日がだいぶ昇ったようだ。
遠くには雲海。
手前の切れ目からは山中湖がみえる。
人が多くて、この景色をのんびり堪能することはできない...
日)06:50
下山道の混み具合的には、混んではいるが脇を抜けて追い越していけるという感じ。
しかし、やや深めの砂という感じの足場で、気をつけないとすべることもある。
また風がある為、砂埃りが舞い、小石が飛んでくる。顔に当たると痛い。
この時間、登りの渋滞もかなりあるようだ。
本八合目での人ごみの中、下山ルートを間違えないように大きな声で
「河口湖、吉田方面はこちらでーす!」
と叫んでいるおじさんがいる。
須走ルートとの分岐と勘違いして、須走方面への下山道を探し歩き迷う...
ガイドっぽい人がいたので、道を尋ねた...
自分の位置をしっかり把握するべきだった。
日)07:30
無事、下江戸屋分岐を過ぎて砂走りへ入る。
ショップでもらった「富士山はじめてハンドブック」によると
「小走りで下れる快適なコース」
と書いてあるが思ったよりも勾配があり、ゆっくり目に行っても足を滑らせることがある。
若い人たちは勢いに任せて駆け下りて行く。
風があるために、歩いた後には砂埃が舞う。
先は見えるがなかなか近づかない...
砂走りの標高差はおよそ800mくらいだろうか、
結構膝に負担がかかる。
砂払五合目で休憩と思ったが、結構人がいて休むスペースがない。
そのまま過ぎ去る。
少し歩くと、樹林帯だ。
樹林帯はわずかしかない。
日)08:25
登山口近くの神社を過ぎて、登山の終わりを感じる。
木々の隙間からもれる朝日がまぶしい。
ゴミを回収する人、売店の人たちから
「お疲れ様でしたー」
の声。
登山終了だ。
今回初めて富士山へ登った。
体調不良と時間調整の為にゆっくりめで登りに7時間。
下りは休憩少なめ、あまり急がずで3時間弱。
登山道は結構整備されているし、いたるところに「登山道」の札が立っているので、初めてでも迷うことはないだろう。
今回登った須走ルートは、登りの勾配もさほどキツイ箇所はなく、また危険箇所もまずない。
歩く距離を除けば登山初心者、初挑戦でも十分登頂可能だろう。
高所で酸素が薄くなるが、ゆっくり登ることで順応できると思う。
心配であれば、やはり携帯酸素があれば気持ち的にも安心だ。
しかし、気温はあなどってはいけない。
風があると体感温度がかなり下がる。
歩いていればそれほど気にならなくても、立ち止まると一気に体が冷えてしまう。
渋滞を考えれば、きちんとした寒さ対策は必要だ。
また、下山道の砂走りを考えると帽子(フード)、ゴーグル、マスクは必須だ。
サングラスでは脇などから砂埃が入ってくる。
マスク、もしくはタオルなどで口・鼻を覆わないと中が砂だらけだ。
口の中はジャリジャリ、山頂での寒さの為に下山中に垂れてくる鼻水は真っ黒。
サングラスだったために目にも砂。目じりから黒い涙が垂れる。
足にはスパッツで靴に砂が入るのを防ぐことも必要だ。
砂は結構深い。
今年の富士登山シーズンはそろそろ終了である。
今日31日には閉山で高い位置の山小屋から順次営業終了。
9月上旬にはすべての山小屋が営業を終える。
富士山への登山を検討する場合、様々な情報をしっかり整理し、無理のない装備で無理をせずに望んで欲しい。
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