2012年08月30日
★登山★鷲羽岳(2012/07)第一章【長野県、富山県】
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7月末。
有休等で4連休。
昨年、一昨年も同様に休みがとれていたが、行きたいと思っていた遠征先の天気が良くなかった。
今年は天気予報では良さそうな雰囲気。
行きたいと思っていたところは雲ノ平。
しかし、移動時間等を考慮すると、ゆっくり歩いてまわるには日数が足りない。
雲ノ平だけを目的として行けば十分な日数ではあるが、そこから辺りの山を眺めてしまったら、絶対に行きたくなってしまうだろう。
あとでゆっくり雲ノ平を散策するためには、まずは周囲の山を歩いておこうか。
すると、候補はなかなか行くのが大変そうな鷲羽岳、水晶岳あたりか。
休みの最後に休息日が欲しいと考えると、やはり2泊3日の行程。
地図とにらめっこする。
車で行くことを考えると、新穂高温泉から入るのが良さそう。
ここから双六小屋、三俣山荘を経由して鷲羽岳、そして行ければ水晶岳へ。
2泊という行程を考えると、双六小屋か三俣山荘のテント場へ連泊が楽か?
地図のコースタイムを計算すると、結構長めのようだ...
歩けるか?
仲間は休みが取れないということで、今回は単独だ。
単独なら、自分のペースで歩ける。
動けるときにはどんどん先へと進み、疲れたら思う存分休憩すればいい。
気楽に行こう。
長いコースタイムも何とかなるさ。
さぁ、出発だ!
2012年7月27日(金)
日中は普通に仕事。
切りが良いところで、少し早めに切り上げて帰宅。
★20:00頃
もっと遅くの出発になるかと思っていたが、様々な都合が良いほうへと転がる。
自宅を出発、そして東北道へ。
出発が遅くなると、運転中に眠くなってしまうので、早めに出発できたことは良かった。
眠くなる前になるべく距離を稼ぎたい。
2012年7月28日(土)
松本ICを出て、長野県側から新穂高温泉へ向かう。
途中、有料道路がある。(高速?)
岐阜県側に料金所があり、普通車は750円。
ETC割引も使えて、550円であった。
ただし、ETCの場合も係員にカードを渡すか、機械にカードを自分で挿入する必要がある。
★4:00頃
無事に新穂高温泉の無料駐車場に到着。
しかし、ここでアクシデント!
無料駐車場が満車...
駐車スペースへと侵入できないように柵が置いてあった。
警備員も居た。
念のため警備員に確認してみると、やはりここに止めることは出来ないとのこと。
他の駐車場を聞いて、無料である鍋平公園の駐車場を教えてもらう。
少し歩くようだが、仕方がない。
来た道を少し戻り、山側へ登って行く道へ。
しばらく登って行くと標識が有り、右側へ曲がっていくと駐車場だ。
曲がらずに真直ぐ行くと、ロープウェイ駅がある。
鍋平公園の駐車場には登山準備を始めているう人達もいたが、自分はここで少し仮眠をとることに。
★6:00頃
起床。
入ってくる車の音等でなかなか眠れなかった。
疲れがかなりあるが、これ以上休んでいては行程に支障が出る。
準備を始める。
既に辺りはだいぶ明るくなってきていた。

★6:35頃
駐車場を出発。
トイレとは反対側、角の階段を行く。

車で来た道をそのまま歩いて行ってもいいのだが、結構遠い。
山と高原の地図をみると、ロープウェイ駅付近から、新穂高温泉へ行ける道が破線で記されている。
道路を歩き、ロープウェイ駅方面へ。
有料駐車場を過ぎたあたりから少し谷側へと歩いて行くと、新穂高温泉方面への道がある。
道は狭く、結構急な斜面を下って行く。
ぬかるんでいる場所も多く、滑らないように注意しながら進む。
この道が結構思いのほか長く、険しい。
ここで筋力、体力をかなり費やしてしまった。
★7:15頃
新穂高温泉付近へ到着。
斜面のブロックの間のところへと出てくる。

少し引いた写真。
バス亭近くのT字路のところだ。

昨年の槍ヶ岳の時に届けを提出した建物は取り壊され、工事中であった。

バス亭付近の橋を渡り、「ホテル ニューホタカ」方面へ歩いて行く。
写真は、橋を渡りながら川の上流を眺める。

途中、また橋を渡る。
この近辺には路上駐車の車が結構あった。
(認められてるの? 取り締まられないの?)

分岐。
右へ行くとロープウェイ乗り場への近道。
左へ行くと「ニューホタカ」、そして双六方面への登山口へ。

★7:30頃
登山口。
ゲートがあり、一般車両は入れない。
ゲートの脇に登山・下山届けが置いてあるので記入し提出。

ゲート脇の案内板。

出発だ。
ゲート脇を通り、林道へ。

林道は、アスファルトであったり砂利であったり。
微妙な登り傾斜で、じわじわと疲労が蓄積される。


途中には水場もある。
「ワサビ平」と書かれた岩も。


★8:15頃
笠新道への分岐に到着。
そこにも水場がある。
暑いので、飲んだり、顔をあらったり。


休憩もほどほどに先へ進む。

★8:30頃
わさび平小屋に到着。

道路を挟んで小屋と反対側には沢が流れている。
そこが水場だ。
上流が飲料水で、下流が洗い場。

道がキツくないうちはなるべく休憩せずに先へ急ぎたい。
ここでは休憩せずに先へ進む。
長く真直ぐ伸びた道。

ちょっとした渡渉や、治水工事現場を過ぎる。


★8:50頃
鏡平方面、奥丸山方面の分岐に到着。

写真左、真直ぐが鏡平方面。右に橋がある。
写真右、橋を渡ると奥丸山方面。
しかし、橋にはロープが張られていた。
ここまで自転車で来ている人もいるようだ。
多分、トレランの人と推測。


この分岐が「小池新道」の入り口となっている。
鏡平まで3時間30分。
そこから更に2時間20分で双六小屋との表記。
歩けるか不安...

小池新道へと足を踏み入れる。


次第にガレ場となり、傾斜がキツくなる。


★9:50頃
秩父沢に到着。
ここから鏡平までは2時間30分との表記。
寝不足、暑さ、疲労で、かなりペースが落ちている。
沢の水で顔、首、腕を濡らし、癒す。


樹林帯に入ったり出たり...
狭い道には大きな石も転がっている。

★10:25頃
「チボ岩」に到着。

★10:55頃
「イタドリヶ原」に到着。
鏡平まで1時間45分の表記。

★11:10頃
「カガミ 1.5h」と書かれた岩。
あと1時間30分で着けるか?

相変わらず傾斜はキツイ。

間違えそうな場所にはロープが張られ案内表示があった。

★12:00頃
「シシウドヶ原」に到着。
標高は2090mのようだ。

シシウドヶ原付近にはベンチもあり、ここで休憩。
見上げると、まだまだキツイ登りが続きそう...

★12:25頃
熊の踊り場を通過。

足場が悪い道が続く。


そして、辺りが開ける...
もしかして?

おっ、木道だ。

★12:55頃
鏡池に到着。遠かった...
槍ヶ岳は?
山頂が僅かに雲に隠れている。

逆さ槍を見たかったのだが、肝心の槍ヶ岳山頂は雲の中。
時折顔を出すが、池に映ったところをみるには、結構低い位置から見ないとだめな様子。
前列のベストポシション付近は先客で埋まっており、残念ながらこの日は見ることができなかった。

鏡平山荘へ向かう。
池からはすぐだ。

小屋前のベンチはほぼ満席。
小屋入り口のベンチに座り、行動食を食べ、果汁のジュースを購入し飲み干す。

池から離れると、雲の切れ間が大きくなり槍ヶ岳がハッキリ見えるというありがちなパターン。
ちょっと悔しい...
休憩しながら槍ヶ岳を眺める。

ここまでで既にかなりの疲労。
足は限界に近いくらいに疲れていた。
しかし、ここ鏡平山荘にはテント場はない。
戻るか、双六山荘へ行くしかない。
地図の等高線の感じから、ここから弓折乗越まではキツイ登りが続きそうだ。
だが、そこを過ぎれば双六山荘までは楽そうな雰囲気。
せっかくここまで来たのだから、先を目指そう。
つづく。
1日目のGPSログ
より大きな地図で 20120728_鷲羽岳1 を表示
日中は普通に仕事。
切りが良いところで、少し早めに切り上げて帰宅。
★20:00頃
もっと遅くの出発になるかと思っていたが、様々な都合が良いほうへと転がる。
自宅を出発、そして東北道へ。
出発が遅くなると、運転中に眠くなってしまうので、早めに出発できたことは良かった。
眠くなる前になるべく距離を稼ぎたい。
2012年7月28日(土)
松本ICを出て、長野県側から新穂高温泉へ向かう。
途中、有料道路がある。(高速?)
岐阜県側に料金所があり、普通車は750円。
ETC割引も使えて、550円であった。
ただし、ETCの場合も係員にカードを渡すか、機械にカードを自分で挿入する必要がある。
★4:00頃
無事に新穂高温泉の無料駐車場に到着。
しかし、ここでアクシデント!
無料駐車場が満車...
駐車スペースへと侵入できないように柵が置いてあった。
警備員も居た。
念のため警備員に確認してみると、やはりここに止めることは出来ないとのこと。
他の駐車場を聞いて、無料である鍋平公園の駐車場を教えてもらう。
少し歩くようだが、仕方がない。
来た道を少し戻り、山側へ登って行く道へ。
しばらく登って行くと標識が有り、右側へ曲がっていくと駐車場だ。
曲がらずに真直ぐ行くと、ロープウェイ駅がある。
鍋平公園の駐車場には登山準備を始めているう人達もいたが、自分はここで少し仮眠をとることに。
★6:00頃
起床。
入ってくる車の音等でなかなか眠れなかった。
疲れがかなりあるが、これ以上休んでいては行程に支障が出る。
準備を始める。
既に辺りはだいぶ明るくなってきていた。
★6:35頃
駐車場を出発。
トイレとは反対側、角の階段を行く。
車で来た道をそのまま歩いて行ってもいいのだが、結構遠い。
山と高原の地図をみると、ロープウェイ駅付近から、新穂高温泉へ行ける道が破線で記されている。
道路を歩き、ロープウェイ駅方面へ。
有料駐車場を過ぎたあたりから少し谷側へと歩いて行くと、新穂高温泉方面への道がある。
道は狭く、結構急な斜面を下って行く。
ぬかるんでいる場所も多く、滑らないように注意しながら進む。
この道が結構思いのほか長く、険しい。
ここで筋力、体力をかなり費やしてしまった。
★7:15頃
新穂高温泉付近へ到着。
斜面のブロックの間のところへと出てくる。
少し引いた写真。
バス亭近くのT字路のところだ。
昨年の槍ヶ岳の時に届けを提出した建物は取り壊され、工事中であった。
バス亭付近の橋を渡り、「ホテル ニューホタカ」方面へ歩いて行く。
写真は、橋を渡りながら川の上流を眺める。
途中、また橋を渡る。
この近辺には路上駐車の車が結構あった。
(認められてるの? 取り締まられないの?)
分岐。
右へ行くとロープウェイ乗り場への近道。
左へ行くと「ニューホタカ」、そして双六方面への登山口へ。
★7:30頃
登山口。
ゲートがあり、一般車両は入れない。
ゲートの脇に登山・下山届けが置いてあるので記入し提出。
ゲート脇の案内板。
出発だ。
ゲート脇を通り、林道へ。
林道は、アスファルトであったり砂利であったり。
微妙な登り傾斜で、じわじわと疲労が蓄積される。
途中には水場もある。
「ワサビ平」と書かれた岩も。
★8:15頃
笠新道への分岐に到着。
そこにも水場がある。
暑いので、飲んだり、顔をあらったり。
休憩もほどほどに先へ進む。
★8:30頃
わさび平小屋に到着。
道路を挟んで小屋と反対側には沢が流れている。
そこが水場だ。
上流が飲料水で、下流が洗い場。
道がキツくないうちはなるべく休憩せずに先へ急ぎたい。
ここでは休憩せずに先へ進む。
長く真直ぐ伸びた道。
ちょっとした渡渉や、治水工事現場を過ぎる。
★8:50頃
鏡平方面、奥丸山方面の分岐に到着。
写真左、真直ぐが鏡平方面。右に橋がある。
写真右、橋を渡ると奥丸山方面。
しかし、橋にはロープが張られていた。
ここまで自転車で来ている人もいるようだ。
多分、トレランの人と推測。
この分岐が「小池新道」の入り口となっている。
鏡平まで3時間30分。
そこから更に2時間20分で双六小屋との表記。
歩けるか不安...
小池新道へと足を踏み入れる。
次第にガレ場となり、傾斜がキツくなる。
★9:50頃
秩父沢に到着。
ここから鏡平までは2時間30分との表記。
寝不足、暑さ、疲労で、かなりペースが落ちている。
沢の水で顔、首、腕を濡らし、癒す。
樹林帯に入ったり出たり...
狭い道には大きな石も転がっている。
★10:25頃
「チボ岩」に到着。
★10:55頃
「イタドリヶ原」に到着。
鏡平まで1時間45分の表記。
★11:10頃
「カガミ 1.5h」と書かれた岩。
あと1時間30分で着けるか?
相変わらず傾斜はキツイ。
間違えそうな場所にはロープが張られ案内表示があった。
★12:00頃
「シシウドヶ原」に到着。
標高は2090mのようだ。
シシウドヶ原付近にはベンチもあり、ここで休憩。
見上げると、まだまだキツイ登りが続きそう...
★12:25頃
熊の踊り場を通過。
足場が悪い道が続く。
そして、辺りが開ける...
もしかして?
おっ、木道だ。
★12:55頃
鏡池に到着。遠かった...
槍ヶ岳は?
山頂が僅かに雲に隠れている。
逆さ槍を見たかったのだが、肝心の槍ヶ岳山頂は雲の中。
時折顔を出すが、池に映ったところをみるには、結構低い位置から見ないとだめな様子。
前列のベストポシション付近は先客で埋まっており、残念ながらこの日は見ることができなかった。
鏡平山荘へ向かう。
池からはすぐだ。
小屋前のベンチはほぼ満席。
小屋入り口のベンチに座り、行動食を食べ、果汁のジュースを購入し飲み干す。
池から離れると、雲の切れ間が大きくなり槍ヶ岳がハッキリ見えるというありがちなパターン。
ちょっと悔しい...
休憩しながら槍ヶ岳を眺める。
ここまでで既にかなりの疲労。
足は限界に近いくらいに疲れていた。
しかし、ここ鏡平山荘にはテント場はない。
戻るか、双六山荘へ行くしかない。
地図の等高線の感じから、ここから弓折乗越まではキツイ登りが続きそうだ。
だが、そこを過ぎれば双六山荘までは楽そうな雰囲気。
せっかくここまで来たのだから、先を目指そう。
つづく。
1日目のGPSログ
より大きな地図で 20120728_鷲羽岳1 を表示
この記事へのコメント
ども!
去年、槍ヶ岳から鏡平小屋を見下ろしたことを思い出すよ。
今後は逆に見上げたんだ!
しかし、スゴロクは遠いね...
鏡平にテン場があればいいんだけどね。
去年、槍ヶ岳から鏡平小屋を見下ろしたことを思い出すよ。
今後は逆に見上げたんだ!
しかし、スゴロクは遠いね...
鏡平にテン場があればいいんだけどね。
Posted by PALOMON at 2012年08月30日 12:37
★PALOMON
どもっ!
双六山荘までは、本当に遠かった。
テント泊装備で歩いた時間は、過去最長だ。
あまりにも疲れすぎるんで、なんでだろうと考えたら、
今シーズン、テント泊装備で長い距離を歩くのは初めてだった...
しかも、今シーズン最長となるコースタイムのところだし...
いやー、本当にきつかったよ。
何度引き返そうと思ったか。
何度「なぜオレはこんなところに来てしまったんだろう?」と自問自答したことか。
どもっ!
双六山荘までは、本当に遠かった。
テント泊装備で歩いた時間は、過去最長だ。
あまりにも疲れすぎるんで、なんでだろうと考えたら、
今シーズン、テント泊装備で長い距離を歩くのは初めてだった...
しかも、今シーズン最長となるコースタイムのところだし...
いやー、本当にきつかったよ。
何度引き返そうと思ったか。
何度「なぜオレはこんなところに来てしまったんだろう?」と自問自答したことか。
Posted by やす
at 2012年08月30日 23:10

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